カナダ留学って何にどれくらいお金がかかるの?
こんにちは、留学アドバイザーの水谷です。カナダでの留学を考えた時に気になることの一つに、「費用はどれくらいかかるの?」があると思います。楽しみなカナダ留学ですが、その実現のためにはやはり先立つものが必要になります。そこで今日はカナダ留学というものがどれくらいお金がかかるものなのか?を知っていただくためにカナダ留学の費用について大切なことをご紹介します。後半では費用を節約する方法もご紹介しますので是非最後まで読んでお役立てください。
カナダ留学費用の種類について
カナダ留学の費用と一言で言っても、いろんなものがあります。まずは留学費用の種類についてご紹介します。留学でかかる主な費用は以下の通りです。
- 航空券
- 学費・授業料
- 生活費(ホームステイ、食事代、お小遣い・交際費)
- 傷害保険
- 交通費(定期券)
- 通信費(スマホ代)
大きく分けてこれくらいの費用がかかります。もちろん現地に滞在する期間が長ければ長いほど費用は高くなってきます。語学学校や高校の留学では、授業以外の時間に課外活動があります。無料のものもあれば、週末を利用した小旅行などには別途費用が掛かります。
カナダ留学費用の相場について
カナダ留学と一言で言っても実はいろんな留学があります。
大きく分けてこの4つになります。ここではまずカナダ留学の大体の相場を知って頂くために各留学においての大体の費用の相場をご紹介します。上記で紹介した授業料や生活費、航空券などのすべてを含んだ費用です。ご自分の希望する留学に合わせて留学の費用の大体の相場を知ってください。
6ヶ月 | 1年間 | |
語学留学 | 120〜160万円 | 250〜300万円 |
高校留学 | 100〜180万円 | 200〜300万円 |
カレッジ留学 | 250〜350万円 | |
大学留学 | 250〜400万円 |
1カナダドル90円で計算しています。語学留学の場合は授業料の割引を提供する学校もあるため、学校によっての値段の差が大きくなります。また高校留学は私立か公立の違い、そして州によっても値段が大きく変わってきます。また全寮制の高校(ボーディングスクール)になると1年間で450万円ほどかかる学校もあります。逆にカナダの東端にあるノバスコシア州の高校留学の場合、1年間の費用が180万円くらいで済みます。
留学の場合、基本的には学生ビザを利用してカナダに滞在することになりますが、高校留学と語学留学では現地でアルバイトなどをして働くことができません。カレッジや大学に通う方は週に20時間までという制限がありますが、働くことができます。またカナダのカレッジではCO-OPプログラムと言ってコースの中で職業研修があり実際に企業で働くことが出来るコースもあります。きちんとお給料も貰えますので留学費用の足しにすることもできます。CO-OPプログラムについてはこちらをご覧ください。(カナダのカレッジのCO-OPプログラムについて)
他の国と比較してみると?
カナダに興味はあるけれども、「他の国と比べて費用的にどうなんだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。そこで、英語を学ぶための本格的な留学ができる、アメリカ、ハワイ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの費用を比べてランキングでみると以下のようになります。
- イギリス
- アメリカ
- ハワイ
- オーストラリア
- カナダ
- ニュージーランド
このようなランキングになります。イギリスやアメリカはやはり人気の国で授業料と物価が高いため長期になるととても高くなってきます。オーストラリアとカナダはほぼ同じくらいですが、オーストラリアの方が物価が高いので1つ上になりました。費用的に一番お値打ちなのはニュージーランドです。ただこの6つの国(ハワイはアメリカですが)の中では、カナダの英語の発音がとても綺麗と言われているので費用がお値打ちな留学先としてはカナダを選ばれる人が多いようです。逆に冬の寒さが耐えられそうになくカナダをやめる人もいます。
留学費用の中で意外にかかるもの
上記で紹介した費用の種類の中で大きな部分を占めるのはやはり授業料だと思います。ですが意外にも留学の準備をし始めると、「えー!こんなにかかるの?」と驚かれるのが、傷害保険です。留学中に病気や怪我をした際の医療費をまかなえる保険に加入する必要があります。日本の保険会社さんの販売する傷害保険ですと1年間で25万〜30万円ほど掛かります。日本の保険会社さんの販売する保険には、損害賠償や物損の保険がついているので高くなります。医療費だけの健康保険であれば学校から購入する保険で1日180円位、年間65000円位で済ませることもできます。保険に関してはご家族とご相談の上決めて頂ければと思いますが、どんな選択しがあるかはこちらのページで詳しくご紹介しています。(カナダでの保険加入について)
留学費用の中で節約・削減できるもの
高校生は未成年のため必ずホームステイをすることになるため難しいですが、語学留学やカレッジ・大学留学の場合では、シェアルームに住んで自炊をすることによって費用を節約することもできます。物価の高い大都市を避けて、小さな都市や町で留学をすると年間で10万〜20万円位は費用も変わってきます。ただ費用だけで全てを決めるわけではないと思いますので、学びたいことや、住みたい場所などとのバランスを取りながら留学プランをして頂ければと思います。
語学留学の場合は学校によって授業料が大きく変わってきますので、どの学校を選ぶかで費用も大きく変わってきます。
突然の出費に備える
留学生に関わる仕事を長くしていますが、多くの方から聞く「突然の出費」はやはり、歯医者やメガネが壊れたという事態です。カナダでは歯の治療が高く保険ではカバーできない部分があったりしますので、留学を決めたら日本にいる間に歯の検査、治療を済ましておきましょう。またメガネも予備が1つあると安心です。
カナダ留学費用の支払い方法と支払い時期
留学費用の支払い時期も気になることの一つだと思います。「いつまでにいくら払えばいいの?」
基本的にはカナダへの渡航前に通学期間の授業料と滞在費の支払いを完了し、日本を出発することになります。学校への入学手続きを開始すると学校から授業料の明細書が送られてきますので、そのタイミングで授業料の支払いになります。留学費用の支払い方法は、海外送金、またはオンラインシステムを利用しての支払いになります。高校、カレッジ、大学などの教育期間ではクレジットカードでの支払いを受け付けていないところが多いです。
留学費用をカナダへ持って行く方法
カナダへ留学費用を持っていく方法も気になると思いますが、上記でお伝えしたように、渡航前に授業料や生活費などの費用は支払済になりますし、傷害保険や航空券も渡航前に支払いが完了しております。そうするとカナダへ持っていくお金は、現地でのお小遣いや交通費(定期券)、通信費(スマホ代)などになると思います。スマートフォンも日本でカナダのスマホを契約し支払いを日本のクレジットカードでできますのでお金を持っていく必要をなしにすることもできます。(カナダのスマホを渡航前に日本で契約・取得する方法)
カナダへ渡航する際に持っていくお金は、現金とクレジットカード、そして現地のATMで引き出しのできるインターナショナルカードがあれば大丈夫です。クレジットカードは普段は使わなくても、何かあった時や旅行をする際には必須になってきますので、1枚用意しておくと便利です。カナダではVisa/Master Card/American Express が主流になります。JTBカードは使えない場所が多いのでご注意ください。
インターナショナルカードに関してはこちらの記事をご覧ください。(カナダに上手にお金を持っていく方法:カード編)
日本円をカナダドルに換金する
カナダへ出発する前にある程度の現金を日本円からカナダドルに換金しておくと良いと思います。換金できる場所としては、
- 日本の銀行
- 日本の空港
- カナダの空港
- カナダの両替所
以上の4つがあります。為替レートは毎日変化するので一概には言えませんが、バンクーバーやトロントなど日本から直行便で行ける都市の場合は、現地に着いてから空港や市内の両替商で換金しても良いですが、その他の乗り継ぎの必要な都市へ行かれる方は、乗り継ぎの空港で使いたい時があるかもしれないので、あらかじめ日本で換金しておくと良いかも知れません。カナダに行ってから慌てたくない、日本語の通じる日本の銀行か空港で換金してしまうのが楽という方もいます。
留学費用を支援してくれるシステム
留学費用を支援してくれる方法としては、奨学金があります。現在、文部科学省や地方自治体が積極的に若者の海外進出、現地での学びを日本に持ち帰ることを推奨しています。あなたも利用できる可能性がありますので、一度専用サイトをご覧ください。トビタテ留学JAPAN公式サイト
カナダの大学やカレッジも留学生向けに奨学金を提供しているところもあります。高校生の時の成績や大学へ願書を出すタイミングが早いと入学時に奨学金を提供してくれる大学もありますので、進学希望の学校が奨学金を出していないかをチェックしてみると良いです。
また日本の金融機関の提供する教育ローンを利用される方もいます。教育ローンは帰国後や就職した後に返済が必要になります。
また繰り返しになりますが語学留学の場合は学校が提供する授業料の割引を利用すると長期留学の場合だとカナダへの往復航空券が出るくらい値引きされることがありますのでしっかり情報収集をして留学プランを立てて頂ければと思います。(授業料の割引をする語学学校の一覧)
予算内で上手な留学プランを作成しましょう
予算内で大きな成果をあげる留学をするためには、やはりリサーチと準備をしっかりすることです。ご自分の今の英語力、目標とする英語力、滞在期間、カナダでやりたいこと、経験したいことを明確にして、それを実現するための方法を予算と相談しながら良いプランを作成してください。何か質問や不明な点がありましたら以下のフォームからお問い合わせください。お待ちしております。
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