こんにちは。ハリファックスで不定期でメロンパンショップをオープンしているMihoです。北米に住んでいるとボランティアやドネーションの機会に恵まれることが多いと思います。今回は、日本に居ると中々馴染みのない物品のドネーションについていくつか紹介したいと思います。
ヘアードネーション
こちらは実際おこなったことはなくても聞いたことがある方は多いと思います。髪の毛を切った際に切る毛をあらかじめ寄付する用に束ねて切り、集めている団体に寄付するのが一般的な流れですね。寄付された髪の毛は小児性癌で髪の毛を失った子供たちのウィッグを作る際に利用されます。
美容院でそのまま受け付けてくれるところもありますが、ハリファックス在住ですと郵送で団体に届ける方法があります。いくつか行っている団体があると思いますが、私が実際に送ったことのある所のリンクを下に貼っておきます。
http://360-hair.com/how-to-donate-hair/
こちらの団体では8inch以上の長さ指定ですが、カナディアンの美容師の友達は、その方が以前勤めていた美容院では10inch以上が対象だったと言っていました。団体によって最低限の長さや髪の束ね方、送り方があるので事前に調べて送ってくださいね。
眼鏡ドネーション
私はとても目が悪く、一番値段の張るレンズを薄くする加工をしてもなお牛乳瓶の底みたいなレンズの眼鏡を常用しているので、ドネーションしてもそんな度数の眼鏡を使う需要なんてあるのかなーと思ったのですが、逆に考えれば、そのぐらいの度が必要なのに眼鏡を得られてない人がいたら大変な事なので、過去の使っていないものをいくつか送ることにしました。
こちらの団体は世界中に拠点があるようでカナダの受け入れ先もあります。集められた眼鏡を殺菌消毒してボランティアの方によって度ごとに細かく仕分けされ、必要な方のもとに届けられるようです。
カナダからの送付はすべて下記のアルバータの住所で一括して受けていると私が調べた時点では書いてありました。
MAIL:
Canadian Lions Eyeglass Recycling Center
Box 1530 Station “T”
Calgary, Alberta, Canada
T2H 3A3
注意点としては絶対眼鏡ケースを送らないでくださいと書いてあります。こちらの施設でケースを殺菌してリサイクルすることができないためです。後、『”中古眼鏡は商業的価値がありません”ので最も安価な輸送手段でラベル(日本でいう宅急便伝票)に”商業価値なし”と記してください』との注意書きがあります。
他にも概要が書いてありますので一度ホームページを読んだ上で、質問があればE-Mailのフォームがありますのでそちらで直接聞いて対応してください。(私がこの記事を書いた時とみなさんが実際に行動しようと思った時で情報が更新されているかもしれません)
これは大丈夫だと思いますが、ヘアードネーションにしても眼鏡ドネーションにしても、もちろん送料はこちらが負担します。(注意点の一つに代引で送らないでくださいとありましたので)
ドネーションボックス
そして最後は、街中の至るところにあるドネーションボックス(ドネーションポスト)に投函して、洋服や子供のおもちゃをドネーションする方法です。もうすでにカナダにいらっしゃる方は誰もが一度は目にしたことがあると思います。画像のような赤や黄色のボックスで上のハンドルのところがスライドして開き中にものが入れられるようになっています。


ヨーロッパにはホームレス用に洋服をドネーションして必要な方が自由に開けて中の洋服を取り出せるボックスがありますが、こちらのドネーションボックスはそれとは違い中のものを取り出す事は出来ません。
定期的に業者の方が来て中のものを持っていきます。
さすがクリスチャンが多い土地柄、クリスマス前にドネーションボックスに使わなくなった子供のおもちゃを入れようと持ってきたら、ボックスの蓋が半開きになってしまうほどドネーションされた品が溢れかえりボックスの周りにも山になって置かれている状態でした。クリスマスにはどんな家庭環境の子もみんな何かしらのプレゼントを得てほしいと思う方が多いからだと思います。結局私はそこには入れられないしもうボックスの周りにも置けないので、後日別の場所にあるドネーションボックスに投函しました。ほんとに多くの箇所にドネーションボックスが設置されているので、自分の予定に合わせて選択して利用できます。
基本的にハリファックスですと大型スーパーマーケットのスーパーストアやウォルマートの駐車場にドネーションボックスはあります。
具体的な例を上げると、Munford terminalのSobeys前、Young StreetのSuper Store駐車場、Bayers LakeのWal-Mart駐車場など。ボックスの色によってドネーションできる物が違います。私がよく利用する場所にある赤いボックスには洋服のみでおもちゃは入れないでとの旨が書かれています。
ドネーションの際にはドネーションボックスを利用するにしても郵送で団体に届けるにしてもいずれもよく概要を確認してください。
これからの時期こちらでは学生を筆頭に多くの人が生活拠点を変える引っ越しシーズンになります。カナダ大学生活を終えて日本に本帰国される方も多いと思います。
こちらに来たときに勢いで買ってしまった洋服やサイズが変わって着れなくなってしまったものなどは捨てずに是非ドネーションされると環境にも必要な方にもそして自分の気持ち的にも良いと思います。
それでは引き続き充実したハリファックスまたはカナダ生活をお送りくださいませ。