カナダ高校留学を考えた家族がまず最初に知っておきたい基礎知識

重要なお知らせ

カナダ高校留学に関する専用サイトを開設しました。カナダの高校留学のプランニングに役立つ情報が満載ですので是非ご覧ください。

「カナダの高校へ通いたい!!」このページへ起こし頂いたあなたは、そんな想いでインターネット上で情報を探していらっしゃったかも知れません。カナダは世界でも教育水準が高いと言われていますが、一体、日本と何が違うの? どのエリアやどの学校が自分に合っているの? そもそも今の自分の学力や英語力で受け入れてくれるの? お金はどれくらいかかるの?と何かとわからないことがあり不安な思いを抱えていらっしゃるかも知れません。ひょっとしたら「何がわからないのかわかならい!」という方もいるかも知れませんね。ご安心ください。こちらのページではカナダでの高校留学を検討し始めた方が、実際に決断するまでに必要な情報をすべてまとめました。カナダの高校へ留学するために、留学生ご本人、そして送り出すご家族(保護者)の方が最低限知っておく必要のある情報ですので、是非、参考にして頂ければと思います。

カナダは国全体ではなく各州ごとに教育を管理

カナダの学校教育についてまず知っておいて欲しいことは、日本の文部省のように国レベルで全体を管理している機関がありません。カナダの教育は基本的に州ごとに管理されています。つまり州ごとに高校を卒業するための単位数や基準が違います。州ごとに学力的なランキングも発表されており、トップ3はブリティッシュコロンビア州、オンタリオ州、アルバータ州になります。インターネットで検索をするといろんな情報が掲載されていますが、州ごとに違うということを知った上で情報取集を進めてください。

なんと!成人年齢も州ごとに違う

高校留学とは直接は関係ないですが、カナダの基礎知識としてご紹介しますね。カナダではなんと!成人年齢も州ごとに違ってきます。18歳から成人となる州と19歳から成人となる州があります。高校生でも18歳になる方はいらっしゃると思いますが、だからと言って高校生がお酒やタバコが許されるわけではありません。留学生の方は、校則で禁止されていることをすると退学処分になりえますのでご注意ください。

18歳から成人となるカナダの州

アルバータ州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、サスカチュワン州、プリンスエドワードアイランド州

19歳から成人となるカナダの州

ブリティッシュ・コロンビア州、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州)及び3準州(ヌナブト準州、ノースウェスト準州、ユーコン準州)

留学生が絶対にしてはいけない5つのこと

さらに少し余談ですが、カナダでの高校生活の中で、留学生が絶対にしては行けないことが3つあります。(もちろん他にもありますが、大きなものとしてここに3つご紹介します)

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 車の運転
  • ドラッグ
  • 喧嘩・暴力

日本では絶対にダメで高校生には入手さえ困難な大麻(マリファナ)はカナダでは社会的に寛容で、合法化されています。しかし校則で禁止されていますので、留学生の方は、友達に誘われても、何があってもノーです!

それではここで高校留学の話に戻っていきましょう。

あなたはどちら? 経験留学・進学留学

カナダでの高校留学を考えた時に、まず最初に検討して欲しいことは、経験留学か進学留学のどちらにするのか?ということです。まずはご家族でしっかり話し合って頂きたいので、わかりやすく説明しますね。

経験留学

1学期(5ヶ月)や1学年(実質10ヶ月)だけのカナダでの高校生活を経験し英語をメインに学ぶ留学を「経験留学」と言います。つまり日本の高校に在学する高校生が、カナダの高校へ留学をし、留学が終われば日本の高校へ戻るというのが一般的です。この場合、日本の高校がカナダでの留学を単位として認めてくれれば、日本に戻った時に、同級生と同じ学年に戻ることができます。単位として認定してもらえない場合は1年下の学年に入り、卒業が同級生よりも1年遅くなります。これは留学前に必ず高校の先生にしっかり相談して明確にしておきましょう。

進学留学

進学留学は、カナダの高校へ留学し、現地の高校生と同じように単位を取得し、進級して、カナダの高校を卒業することを目指す留学です。進学留学にチャレンジする場合は、もしもの場合を考えて最初の1年目は日本の高校を退学ではなく、休学して行かれる方もいらっしゃいます。日本の高校を中退し、カナダの高校へ入学して、何らかの原因で、卒業までいけなかった場合、日本の学歴が中卒になります。(カナダの高校で卒業まで頑張っていけるのかを判断するためのリスク回避とも言えます。)

中学校を卒業し、日本の高校へ進学せずに、そのままカナダの高校へ入学し、卒業を目指す方は、高い英語力があることが望ましいですが、カナダの高校へ通学する期間が3年間とじっくりありますので、最初の1年目、高校1年生でしっかりと現地での生活に慣れて英語力が伸びれば卒業まで行きやすいと思います。(卒業のために重要になる単位は主に高校2年生・3年生の科目です)

進学留学の中にも、知っておいて欲しい2つのタイプがあります。それが・・・

  • カナダの高校を卒業して日本の大学へ入る場合
  • カナダの高校を卒業してカナダの大学へ入る場合

この2つの違いです。詳しく説明しますね。

進学留学修了後、日本へ帰国し、日本の大学へ進学する場合

この場合は、日本で進学を希望する大学の情報収集を早めに始めましょう。AO推薦などで海外留学をしていた学生を受け入れてくれる大学も多くありますが、その基準は大学によって違います。カナダにいる間に大切な申し込み期限を過ぎたり提出書類などが手に入らなかったりとならないように大学のホームページや事務局へ電話をして積極的に情報取集を進めてください。カナダの大学へ進学しない場合は、州で定められている卒業するための最低基準をクリアすれば卒業ができますので、単位の取りやすいコースを選ぶことも可能です。

進学留学修了後、そのままカナダの大学へ進学する場合

この場合も情報収集を早めに始めましょう。カナダの大学に入るためには高校生の時の成績がとても重要になります。それぞれの大学にもよりますが、学部によって必要とされる学力基準も変わってきます。カナダの大学には受験がありません。そのため高校の時の成績やエッセイ(作文)が大切になってきます。高校生の時に、大学入学に必須になる科目を受講していないと、その大学には入学ができなくなります。高校留学をするカナダの高校のアカデミック・ガイダンスの先生に相談をして、どの大学を目指すのか?そのために高校生の時にどのコースを受けておく必要があるのか?どれだけの成績をとる必要があるか?を明確にしておきましょう。

基本的には、カナダの高校へ入学手続きをする際に、「経験留学」なのか「進学留学」なのかを決めて願書を提出します。どちらにするか決められない人は、学校の留学生担当カウンセラーとのコミュニケーションがとても大切になります。エージェントを通じて、「経験留学だけども、進学留学へ変更する意思がある」ことを伝えておき、高校留学が始まったら、出来るだけ早くエージェントを通じて正式に教育委員会へ進学留学へ移行することを伝えましょう。

経験留学よりも進学留学の方が難しい

カナダの高校はどこも進学留学の学生を受け入れる場合は、とても慎重になります。特に日本の高校2年生の後半や、3年生から卒業を目指す方は場合によっては、1年半や2年間掛かる可能性があることをしっかりと理解してから申し込みをするようにエージェントに伝えています。日本の同級生の友達と同じタイミングで大学へ進学することができないかもしれないことを受け入れることも大切です。無理な進学留学プランはカナダの高校生活が楽しめなくなります。しっかり準備して、家族で話し合い、エージェントや学校のアカデミック・ガイダンスの先生にも相談して決めて行ってください。

入学時期

カナダの高校へ入学するタイミングとしては、9月と2月があります。日本の学年度の終了に合わせて4月から受け入れてくれる学校もありますが、この場合はカナダの学年度末の6月末まで3ヶ月しかありませんので、次の9月からの本格的な留学に向けての「準備」という意味合いでの入学になります。そのあとすぐに夏休みになりますので、日本でしっかり準備をして、夏休みのキャンプに合わせてカナダへ渡航、または9月の新学期に合わせて渡航でも良いかと思います。(4月から入学し受講した授業は取得単位の対象にならない場合が殆どです)

9月入学と2月入学のどちらがいいですか?という質問を受けます。人それぞれの状況で変わってきますが基本的にはやはり9月入学の方が良いです。2月入学の場合で1年間の留学だと夏休みにホームステイ先を出ないといけないので、一度日本に帰国するか、キャンプに参加するか、語学留学をするかで、まとまった費用が掛かってきます。また6月末には卒業式がありますが、2月入学の場合は1月末で卒業になる方も多いので卒業式などはありません。

カナダの学期

  • 前期:9月〜1月 (5ヶ月間)
  • 後期:2月〜6月 (5ヶ月間)
  • 夏休み:7月〜8月(2ヶ月間)

※クリスマスからお正月にかけてと3月に数週間のお休みがあります。

カナダと日本の学年の対応表

日本カナダ
高校3年生Grade 12
高校2年生Grade 11
高校1年生Grade 10
中学3年生Grade 9
中学2年生Grade 8
中学1年生Grade 7
小学6年生Grade 6
小学5年生Grade 5
小学4年生Grade 4
小学3年生Grade 3
小学2年生Grade 2
小学1年生Grade 1

基本的にカナダでは、小学校は Elementary School、中学校は Middle SchoolやJunior High School、高校を High School といいますが、学校によっては Middle School と High Schoolが一緒になっいて Secondary Schoolと言われたりします。どの学校にどの学年があるかも様々です。

入学基準の学力と英語力

カナダの高校へ出願する際には、通常過去2年間の成績表を提出します。高校によっては成績が悪くても受け入れてくれるところもありますし、通知表が5段階評価、9教科の合計が34以上ないと受け入れてくれないところもあります。これは各教育委員会によって変わってきます。本当に様々でいろんな学校について学ぶたびにエージェントの私もびっくりします。英語の成績や語学力は高いに越したことはありませんが、ほとんどの教育委員会で留学生のための英語コースを用意しているので、英語力を問わないところも意外と多いです。高校生は年齢も若く、現地の生活に適応すると英語力の向上がとても早いので、英語力よりも、日本の中学や高校で遅刻や欠席などがなく、新しい環境に適用できるか、前向きで、積極的に新しい環境に慣れて、カナダで頑張ろうという意思があるかどうかの方が大切になります。

セメスター式・リニアー式

カナダの高校の仕組みで日本と違うものの1つとして知っておいて頂きたいことが、セメスター式とリニアー式です。セメスターとは日本語で言う「学期」という意味になります。つまり高校で受講する科目が学期単位の長さになっているのがセメスター式で、1年単位になっているのがリニアー式です。1科目が5ヶ月で終わってしまうんです!日本の学校は、1年間、1学期から3学期までを通して、国語、数学、理科、社会、などの科目を学びますよね。だから日本の学校はリニアー式なんです。カナダにもリニアー式の学校はありますが、多くのところでセメスター式を採用しています。

例えば、11年生の時に、前期で英語11、数学11、カナダ学、社会11の4コースを受講して、後期で理科11、歴史10、料理、外国語の4コースを受講するという感じです。後述しますが、カナダの高校には必須科目と選択科目があります。科目によって取得単位数に違いがありますが、卒業基準の単位数を取得すると卒業できます。必須科目を早めに取っておくと、もし基準点に満たなくて落とした場合にも、その後の学期で再受講することができます。

必須科目と選択科目

カナダの高校の教育システムで優れていると言われるものの1つが、種類豊富で学生の未来を考えた選択課目です。選択科目(Electives) は地域や学校によって様々なコースを提供しています。

選択課目の例としては・・・

  • リーダーシップ
  • 動画制作(導入編)
  • デジタルメディア
  • テクノロジー(導入編)
  • エンジニアリング(導入編)
  • スペイン語
  • カフェテリア・レストラン
  • フード・スタディー
  • ベイキング
  • クラフト
  • ギター
  • ダンス
  • 合唱
  • バレーボール
  • バスケットボール
  • サッカー
  • 野球
  • アイスホッケー
  • スポーツリーダシップ
  • 音楽・演劇
  • ジャズバンド
  • ロボット工学
  • 自動車整備

などなど、他にも様々なコースが学校ごとに提供されています。希望するコースから高校を選ぶ方もいます。

必須科目については、州ごとに多少の違いがあるのですが、主に、英語、数学、理科、社会、体育の科目が必須科目になっています。卒業するためには、必須科目と選択科目から決められた単位数を取得する必要があります。

日本の高校の単位を移行できる?

日本の高校1年生、2年生の方がカナダへの進学留学を検討している場合、日本で取得した高校の単位をカナダの高校の単位に移行できるかはとても重要になります。これは入学手続きの中でエージェントを通じて通学する教育委員会の方へ確実に伝えて明確にしてもらう必要があります。あなたがカナダの高校を卒業するまでに、残り何単位を取る必要があるのか?どの科目を取らないといけないのか?はコース選択においてとても重要です。

留学費用の相場

ここで留学を考えている方には気になる費用に関するお話をしたいと思います。先ほども書きましたが、カナダには国レベルで教育を管理する機関がありません。留学生を受け入れるプログラムも、州や地域ごとに行っています。なので留学を受け入れるプログラムが州レベルのもの、州内の教育委員会レベルのもの、学校レベルのものがあります。値段も地域によって多少違います。ここでは幾つかの例をあげてカナダ高校留学の相場をご紹介したいと思います。

カナダ高校留学のお値段について

手続き・願書提出に必要なもの

先ほども少し書きましたが、カナダの高校へ入学の申し込みをする際に必要な書類が幾つかあります。以下に主なものをご紹介します。申込書はエージェントと一緒に内容を確認しながら書いていくことをお勧めします。申込書の他には・・・

  • 過去2年間の成績表・英文
  • 作文(英語・カナダ留学への動機や将来の夢など、テーマは高校によって違います)
  • パスポートのコピー
  • 証明写真
  • ホストファミリーへの手紙
  • 課外活動・スポーツ活動へ参加するための親の同意書など
  • 予防接種の記録

このようなものが必要になります。特に英文の成績表に関しては、あなたが通われている中学や高校が、あまり留学生を出していない学校であれば、どのような書類を作成すれば良いか学校側もわからない場合があります。その場合は、私の方で成績表のテンプレートをご用意していますので、お申し付け頂ければ中学や高校の先生にお送りして書き方を説明させて頂きます。高校留学にはとても大切な書類になりますので、問題なく入手できることが大切です。

ホームステイについて

留学生ご本人はもちろん、送り出す家族にとっても、遠い国カナダで一緒に暮らすホームステイに関しては楽しみな部分もあれば、不安なことも多いと思います。

  • ホストファミリーと上手くやっていけなかったらどうしよう?
  • 優しい家族じゃなかったらどうしよう?
  • 何かトラブルがあった時に変更してもらえるかな??

出発する前の方はやはりとても不安に感じます。最初は知らないこと、日本と違うことが多くあり、戸惑うこともあるかと思いますが、時が経つにつれて、ホームステイや学校でのコミュニケーションにも少しずつ慣れていき留学生活がスムーズに進んでくと思います。ほとんどの場合上手くいくことが多いですが、そうでない場合もあります。留学生もホストファミリーも人間です。留学生の方が、「このホームステイ先は無理です。」となってしまう時もあります。留学生の方から泣きながら私のラインに連絡があり、話を聞くこともありました。こういった状況では、すぐに教育委員会のホームステイのコーディネイターと連絡を取り変更してもらうようにアレンジをします。学校側も留学生のあなたがホームステイ先でストレスを感じて、勉強ができなくなるようなことを望んでいません。日本とは違う環境での生活です。生活レベルが違う家庭に入ることもあると思います。受け入れなければいけないこともありますが、「何か変、怖い」と感じるようなことがあれば、すぐにご家族かエージェントに相談してください。大切なのは一人で抱え込まないこと。あなたをサポートする人がいることを知っておいてください。

ほとんどの場合、学校へ申し込みをする際に、どのようなファミリーを希望するかを出せるところが多いです。

  • ペットのいるところ、いないところ
  • 同じ年くらいの子供がいるところ
  • 他の留学生もいるところ、いないところ
  • 食べれるもの、食べれないもの
  • アウトドアが好きなファミリー
  • 音楽が好きなファミリー

などなど、どんなファミリーになるかはわかりませんが、どこの学校もできるだけベストのマッチングをしようとしてくれますので、希望があればエージェントを通じて学校側に伝えてください。

学生寮・ドミトリーについて

カナダの公立高校への留学に関しては、ほとんどホームステイになりますが、学生寮を提供している教育委員会があります。それが先ほど、留学費用のサンプルでもご紹介したアルバータ州にあるゴールデンヒルズ高校留学プログラムです。寮にいる留学生向けにアクティビティなども用意してくれているので、カナダで寮生活を経験してみたい方は是非チェックしてみてください。

現地サポートについて

まだ若い10代のお子さんを海外へ一人で行かせる家族にとって、最も心配なのがこの現地サポートだと思います。多くの留学エージェントさんが現地で留学サポートと言うサービスを提供しています。海外旅行保険や留学保険と同じで、「もしも何かあったらどうするの?」ということで費用がとても高いです。この辺は、お父さん、お母さんが安心できることが一番だと思いますので、必要であればサービスを提供しているエージェントを利用すると良いと思います。とても親切にサポートをしてくれる会社もありますので安心できると思います。

出来るだけ費用を抑えたいと思っていらっしゃる方にお伝えしたいこともあります。現地留学サポートがないと留学ができないのか?と言われるとそのようなことは全くありませんし、先ほどもお伝えしたように、保険と同じで基本的に何もなければ、サービスはないに等しいようなものです。さらにカナダの教育委員会や学校のスタッフ、ホストファミリーは、日本人による現地サポートがあることを前提としていません。留学生に必要なサポートは全て学校や教育委員会、ホームステイファミリーから提供されます。もちろん病気や怪我などがあった場合も学校の先生やスタッフ、ホストファミリーが通院から保険の手続きまでサポートしてくれます。

逆のことを想像してみてください。あなたの家にカナダからの留学生がホームステイをしているとします。留学生の方は毎日日本の高校で勉強していて、自分の意思を日本語である程度伝えられます。どんな薬にアレルギーがあるか、病歴などがあれば、それについても予め分かっています。その留学生が病気や怪我をした時に、あなたは知らんふりをしますか? 絶対にしないですよね。家族のように暮らしている留学生のために出来ることをしてあげる人だと思います。カナダのホストファミリーも同じです。遠い国から親元を離れて英語を学びに来ている留学生を応援しようと言う気持ちのある方がほとんどですので、もし現地サポートを利用しないことになっても安心してください。

現地サポート費用は高い、でもやっぱりどうしても心配という方は、カナダの教育委員会の中には日本人の方が働いているところもあります。普段から生活のサポートをしているところもあれば、そうでないところもあります。ですが緊急時などの困った時には日本語でサポートしてもらうこともできますよ。ご希望の方には日本人のスタッフがいる教育委員会をご紹介することも出来ます。

現地サポートよりも大切なサポートとは?

お父さんやお母さんの世代の留学と、今の留学では大きく違うことがあります。それが技術の進化によるスマホの普及です。今の日本では高校生の方もスマホをお持ちの方が多いと思いますが、カナダでの留学中も家族との連絡でスマホが使えます。ほとんどのホームステイ先に無料のWIFIがあります。つまりカナダと日本で時差はあるけれども、日本の家族とカナダの留学生がラインやスカイプで常につながっている状態でいられるのです。留学やワーキングホリデーの経験のあるお父さん、お母さんはご存知だと思いますが、私たちの時代は「手紙」でした。エアーメールです。この数十年の進化は本当にすごいですよね。

つまり常にライン電話で顔を見ながら話したりすることができるのです。お父さん、お母さんが、直接、留学生のお子さんと話をして様子を知ることができるのです。留学中に経験したことや面白かったこと、頑張ったこと、大変だったことを家族と会話することによって、また頑張ろうと言う想いになれるのではと思います。遠く離れた留学生にとってやはり心の支えになるのは日本で応援してくれる家族だと思います。

携帯電話・家族との連絡について

上記でもお伝えしたように、家族との連絡はスマホがあれば常につながった状態でいられます。ですがカナダ現地で使える携帯電話もあるとホストファミリーや友達との連絡に便利だと思います。WIFIのない場所でも、メッセージくらいはやり取りできるようにカナダのスマホがあると便利です。

今はとても便利なサービスを提供している会社があります。日本を出発する前に、カナダのスマホを契約していけるのです。現地に到着した時点でカナダの電話番号のついたスマホがあるので、空港で何かあってもすぐに使えます。詳しくはこちらのページをご覧ください。未成年の方はカナダで携帯電話が持てないので日本で契約してから渡航することをお勧めします。

カナダ出発前に日本で契約できるカナダのスマートフォン!

成績表のサンプル

経験留学の方は、カナダでの留学が終わると日本に帰り日本の高校へ戻ると思います。その際に、カナダでの成績を日本の高校へ提出する必要があると思います。何度も書いていますが、カナダは各州や教育委員会ごとに仕組みが違うので成績表のフォーマットや書き方もそれぞれ違います。日本の高校へ戻った時に、同じ学年をもう一度やる必要があるのかないのかはとても重要だと思います。できれば留学をした後も同級生の友達と同じ学年で一緒に卒業したいですよね。そのためにも高校側とのコミュニケーションは大切だと思います。予め高校の先生に留学後は、このような成績表がカナダの高校からもらえますが大丈夫ですか?と確認するために成績表のフォーマットを取り寄せることが出来ますので必要な方は準備しておくと良いと思います。

家族の絆が深まるカナダ高校留学を

最後までお読み頂きありがとうございます。こんなに長いページを作ると、「長すぎて読んでくれる人なんていないじゃないのか?」と不安に思いながらも、安心して最高のカナダ高校留学をして頂くために、私があなたに知っておいて欲しいことを出来るだけ書きました。(これからも加筆・修正していこうと思います)

ここまで読んで頂いたあなたはきっと今回のカナダ高校留学に真剣で本気な方だと思います。そんな真剣なあなたに最後に一つだけお願いがあります。ここまではカナダ高校留学に関する事実を書いてきましたが、最後に1つ私の留学エージェントとしての経験からアドバイスをさせてください。

それは・・・

ご家族で留学プラン作りを楽しんでください。先ほども書きましたが、高校生の留学で大切なのは本人の頑張りはもちろん、それを支える家族のサポートです。

カナダ高校留学のプラン作りは楽しいです。カナダにはどんな街があって、どんな学校があるんだろう? 自分に合っているのはどんな場所かな? 小さな街かな? 大きな都会かな? 安全なところがいいよね。カナダの高校であんなことがしてみたい! カナダに行ったら大自然の中でアウトドアを楽しんでみたい! お父さんやお母さんが安心するためにはどんな準備が必要かな?お父さんやお母さんが力になれることって何があるかな?

大切なのは一緒に考えることです。どんなカナダ留学にしたいのか? 留学を通じてどんな人になりたいのか? 将来の夢は?目標は? 家族みんなで考えた留学だからこそ、留学生の皆さんももっともっと頑張れると思います。カナダ高校留学を通じて家族の絆が深くなるのも1つの留学の成果だと思います。

そしてまず最初に家族の皆さんで一緒にやって欲しいことがあります。

それが・・・

どの都市、どの町の高校へ留学しようかな? を是非皆さんで話し合ってみてください。カナダ高校留学と言うとバンクーバーやトロントが有名ですが、カナダにはもっともっとたくさんカナダでしかできない経験ができる、安全で大自然に囲まれた留学先があります。色々とリサーチしてみてください。留学プランを立ているうちに、お母さんが「私がここに留学したいわ!」なんて思えるようなプランを考えましょう!お父さんとお母さんも「夏休みにカナダに会いに行こうかな!」なんて盛り上がって欲しいです。

以下にカナダで留学生を受け入れいてる高校留学プログラムを一覧にしたページをご紹介しています。カナダ全土の10個の州で合計約104の教育委員会が留学生を受け入れています。その各教育委員会の中にさらにたくさんの学校があります。あなたにあった最高のカナダ留学ができる場所を見つけましょう。

インターネットを使えば他にもたくさんの情報を得ることができます。グーグルやYoutubeで町の名前を検索してみてください。町の様子を動画で見ることができると思います。ご家族で情報収集をしている中で、わからないことや不安なこと、質問があればお気軽にお問い合わせ頂ければ、喜んでお手伝いさせて頂きます。留学生とそのご家族、そしてエージェントがしっかり力を合わせて良い留学プランを作ると、カナダ高校留学を成果の大きなものに出来ると思います。

ハリファックスサポートセンター・代表 水谷通孝

追伸:

カナダ高校留学に関わるお仕事をしている留学エージェントとして真剣なあなたにお勧めしたい留学先があります。それは「日本からの留学生に来て欲しい」と思ってくれている教育委員会です。言い方を変えると日本人の留学生が少なくて、あなたを歓迎してくれるところです。日本からの留学生であるあなたを大切にしてくれる教育委員会で留学をして欲しいです。業界の話なので、留学生やご家族の方はご存知ないと思いますが、カナダの教育機関(高校、大学、カレッジ、語学学校など)と世界中のエージェントが集まる大規模なカンファレンスが毎年カナダで開催されます。2017年は4月にバンクーバーで開催されました。私も参加してきましたが、やはり留学生の受け入れに熱心で興味のある教育委員会は、そう言ったカンファレンスに参加しますが、そうでないところは参加しません。私はそう言ったカンファレンスに参加しているので、カナダのどこの教育委員会が留学生の受け入れに積極的なのかがわかりますし、実際に留学生を空港で出迎える人たちとも会ってお話しをすることが出来ています。ネット上に載っていない情報などもありますので、高校留学をする教育委員会を決める前に一度ご連絡頂ければ、私のお勧めもご紹介させて頂きます。

重要なお知らせ

カナダ高校留学に関する専用サイトが開設されました。カナダの高校留学のプランニングに役立つ情報が満載ですので是非ご覧ください。